レゴから見える料理。エッセイを執筆中。

こちらは玄米鮭ご飯を作り、レゴのミニフィギュアと撮影したものです。

レゴグループが掲げるコンセプトの一つに、私が感銘を受けたもので「Inspire and Develop the Builders of Tomorrow」というものがあります。これはレゴが未来のビルダーを刺激し、発展させていくというものです。レゴブロックの製品は、新製品が出ると心をワクワクさせながら、今までにない世界を魅せてくれるものだと、レゴを大好きなファミリーから聞いています。レゴストアでは新しい商品が出ると、眼をキラキラとさせたレゴファンの方を拝見する機会があります。

さて、玄米ご飯と言えば、今でこそ市民権を得た料理と言えます。ところが、今から20年前、私が料理教室を立ち上げた頃の話です。「玄米のご飯は美味しくない」「玄米はボソボソとしている」「家族に食べて欲しいが、受け入れてもらえない」という声が多く寄せられました。

玄米食を実践し、確かな手ごたえを感じていたからこそ、体調や体質、調理方法を習得したうえで、玄米食という形式は必ず、食卓の糧になると確信していました。実際、私の料理教室に通い、玄米食によって体質が改善した、体調がよくなったという喜びの声は増える一方でした。中には神戸にある教室まで、電車で何時間もかけて通っていただける生徒の方もいたのです。そこで考えたのは、どうすれば、玄米食に興味を持ってもらえるだろうか?玄米食に馴染みのない人に喜んでもらえる方法はないだろうか?ということです。

玄米の選び方、玄米食の炊き方を指導するだけでも、圧力鍋を使い、何度も炊き続け、ようやく、満足のいく仕上がりになります。私は単なる方法論の指導だけではなく、さらにステップアップするため、玄米食の魅力をわかりやすく伝え、わかりやすさに加え、玄米ご飯を美味しく食べることができるレシピを開発し、伝えることにしました。玄米ご飯をそのまま食べても美味しいですが、混ぜご飯にしたり、どんぶりにしたり、炒めたり、加工したり、海苔巻きにしたり、色んな方法、様々な調理方法、活用方法を提示することで、「玄米って色んな可能性がある」「こんな食べ方があったんだ」「華やかな食卓になった」という嬉しい声をいただくことができました。

食は教養という言葉を長年、私は伝えてきましたが、学びを提供するうえで、ドキドキ、ワクワクするようなコンテンツ、食事を考えていくことが大切なんだと改めて感じます。

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◆指宿シンイチロウ先生のプロフィール

兵庫県出身。ネットベンチャー、広告会社でクリエイティブディレクター・コピーライターとして経験を積み、フリーランス活動を開始。フリーのWEBクリエイターとして、WEBライティングを中心に所属メンバーと協働し、コピーライティングやフォトグラファー、映像制作、飲食店プロデュース、研修講師として活動。グルメや食ジャンルを中心にファッションや音楽、アートやエンタメ、企業経営やマーケティングなど幅広いジャンルのメディアサイトに記事を執筆。レシピ制作や料理動画を制作するスタジオを主宰し、ウェブサイトや販促用のレシピ動画の撮影や編集も手掛け、グルメ雑誌や飲食店のメニュー開発にも従事。WEBライティングや働き方に関する知見を活かし、就職支援の講座、クラウドソーシングを通した働き方セミナーにもパネラーとして登壇。コープ委員会、コープこうべ第四地区総代、コープサークル「パンダ三田」など、地域や子供に関する活動も。

【Mail】recipeibusuki@gmail.com

【Official】フリーランスWEBライター/指宿シンイチロウ

神戸出身のフリーランスWEBクリエイター。クラウドソーシングを実践中。セミナー講師としての活動も。レシピ制作専門スタジオの編集担当。お仕事のご依頼はこちらまで。【Mail】recipeibusuki@gmail.com