【防災のすすめ】大阪府北部震度6弱の地震。水漬けパスタの方法をご紹介します。
こんにちは。
神戸三田で活動する谷川シンイチロウです。
6月18日(月)7時58分、大阪府北部で震度6弱を観測する地震が発生しました。
新幹線や各在来線は運転を見合わせて通勤・通学ラッシュを直撃し、主要駅は多くの人があふれていたようです。
負傷された方の報道も増えていますし、亡くなった方のご冥福をお祈りします。
今回の地震は、東西にのびる「有馬-高槻断層帯」、南北にのびる「上町断層帯」や「生駒断層帯」の境目付近で発生したとみられています。
私も阪神淡路大震災の被災者であり、当時、神戸に大地震が起こることなど想像もしていませんでした。
地震はいつ襲ってくるかわかりません。
自然の猛威を実感し、地震を防ぐことはできないのだと痛感しました。
その後、神戸では耐震工事が徹底されましたし、防災に関する書籍やイベントも増えました。
震災の日にはイベントがありますし、兵庫県内の方と話す機会があれば、防災に関することをお伝えする機会も多くありました。
東日本大震災の後、NPO法人と共同で実施した「ふれあいフェスティバル」に参画。
東日本大震災からの復興を応援するため、イベントでは復興支援ステージの実施、東北3県の大阪事務所等の協力による東北観光PRブースや東北物産コーナー、災害ボランティアの活動紹介などの出展(店)、募金活動などを実施しました。
私たちもイベントの売上金の一部を寄付させていただきました。
それから月日は経ちますが、「またいつか起きるのでは」「教室でも万が一に備えよう」
そんな風に思い続け、地震への備えの重要さを訴え続けていきたいと思っていました。
ところが、県外の方と接する際、中には「自分たちの住んでいる場所は大丈夫」「来るか来ないかわからないことを心配するのはどうかと」
そんな声も少なからず、残念ではありますが、あったことを記憶しています。
ですが、やはり震災の日に黙祷をささげ、あの日のことを思い出すと、震災のことを忘れてはいけないと強く考えるようになったのです。
地震を自分たちの力で防ぐことはできないですが、被害を最小限に抑えることはできると考えてきました。
多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたのです。
大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えたほうがいいでしょう。
寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにしています。
一応、小さな本棚があるので置いていますが、なるべく背の低い家具に。
倒れたときのことを想定し、下の段に重いものを、上の段は軽いものを入れています。
非常用持ち出しバッグはありますし、大量の水をストックしています。
またこうした備えだけではなく、家族やメンバーと避難場所、避難経路を事前に確認することも心掛けています。
避難場所の多くは広めの施設で、こうした施設は防災対策ができている場合が多いですし、何よりたくさんの人たちが力を合わせることができる場所となります。
震災時、やはり心配になるのは「食事」ではないでしょうか。
そこで、今回はパスタを水で戻し、調理する方法をご紹介したいと思います。
【レシピ動画】
水漬けパスタ 牡蠣ミンチと水菜のペペロンチーノ
Pickled with pasta Oyster mince and mizuna peperoncino
●水漬けパスタを広めてみませんか?
今回は普段の料理用ですので、火を使いますが、 これは火が使えない災害時にも役立つ調理方法ですので、 この機会に覚えてみてもいいかもしれませんね。
(How to cook useful even in the event of disasters where fire can not be used)
【材料】
パスタ 2人前
[A]
オリーブオイル 50cc
にんにく(みじん切り) 大さじ1
赤唐辛子(ちぎったもの) 1本
水菜(ざく切り) 1/4束
牡蠣(蒸して刻む) 1/3カップ
塩 適量
黒胡椒 適量
1、パスタを水に漬けて戻しておく。
2、[A]をフライパンに入れて弱火で焦がさないようにじっくりと炒める。
3、ニンニクを取り出し、牡蠣を炒れて軽く炒める。
4、水漬けパスタを加えて炒める。塩で味をととのえる。
5、水菜を加え、さっと混ぜ合わせる。 器に盛り付け、取り出しておいたニンニクを添え、黒胡椒をふったら完成。
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いかがだったでしょうか。
パスタを容器に入れ、パスタがひたるほど水を加え、このまま4時間ほど放置します。
この方法であれば、災害時など、ガス・電気・水の節約につながります。
パスタは水に漬けて戻すことができるということを多くの方に知っていただきたいです。
停電時、ガスの供給がストップした場合、カセットコンロで調理することになるでしょう。
実際、神戸の震災時、調理できない環境に苦しんだ記憶があります。
カセットコンロで調理できるとはいっても、毎日のようにインスタント食品では体調を崩してしまうかもしれません。
何より大変な時だからこそ、少しでも暮らしが豊かになるような工夫が必要になると考えています。
●記事に関するお問い合わせ●
代表:谷川シンイチロウ
メール:recipeibusuki@gmail.com
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